螺旋

ひとり
またひとり
傷つき
倒れていく
崩れ落ちて
砂となって
消えていく
手足は動かす事ができず
それを見ている
喋ることもできない
倒れていくそれらは
最後に何かを叫んでいる
聞こえない
最後の一人も倒れ
そこには何も残らない
誰も居ない
何も無い


時間すらも



また何人かが扉を開いて入ってくる
そして
繰り返す