寂しさ、辛さ
その分だけ優しくなれる
けれど
その分だけ冷たくなる
少しずつ優しく冷たくなる
あの頃の無数の傷口から
温かさが抜けて行って
優しさが入ってくる
そこにいる自分は一体誰なんだろう
いつも少し離れた所から自分を眺める自分
そっち側に行きたいのに
作る事に演じる事に慣れすぎて
本当の自分って誰だったっけ?
自分の気持ちって本当に自分のモノ?
そう思いたいだけ?
そう思わされてるだけ?
悲しげな笑顔で全てを包み隠す
見渡せば皆
楽しそうな表情に悲しげな眼
きっと一緒なんだ
空に独りで蒼く輝く月を見上げて
寂しさと優しさを歌いながら今夜も歩いていく