思行吟

下らない事で互いに機嫌を悪くして
居心地の悪い空気から逃げたくて上着を着る
不安そうにみるきみを置いて夜の闇へ
外は思いのほか明るく照らされていて
目を瞑っても煌々と滲む人の光
皮膚の下がざわついて落ち着かない
何も見えない真の闇を見てみたい



繰り返す行為の穏やかなこと
いつまでも繰り返せば幸せになれるの?
それとも幸せになるまで繰り返すの?



カラダとアタマが馴染まないカラダ
カラダとカラダはすぐ馴染むのに
アタマとココロは解かりあえず



なんておかしいのだろう
なんてさみしいのだろう
なんてきれいなんだろう