何が欲しかったかなんてもうわからない

あなたが僕のものになればいいのに
そうしたらきっと穏やかな朝を迎えられる
風の強い夜もこの部屋には届かない



最初はひとつ
それが叶うともうひとつ



手に入れ叶う事を知ると
叶わないことに嫉妬する



手に入れたものは消費されるだけ
毒をまかれた草原みたくそこだけ枯れていて



手には一握りの砂が今流れ落ちる