這い蹲って空を見上げて目を瞑る

毎日毎日薄汚い空気を吸い込んで吐き出す
耳障りな音を出す工作機械が犇めき合う



深い眠りの夢では世界は真っ白だった
空に描かれた星達の道
世界が忙しくなる前
その頃の人達はこの空に何を願ったんだろう?
流れ星がひゅうっと消えた



嘘と保身
これが仕事なんだって納得している
けれど疲れに気付かされる



だから僕は深く深く眠る
自分が汚れていることすら見えなくなるから
眠っている間だけは救われている
今夜も真っ白な世界へ