夏の終わりと秋の訪れの狭間で

少し気怠るいプールの帰り道
もう夏も終わりだからなんて言いながらはしゃいでいた
外は少し暑くて
体は心地よく冷えていて
眠気が世界を支配している



「氷」と掛かれた旗が揺れている店内
冷たいアイスかジュースか迷う
みんながアイスにするなら自分も



そこいらのベンチにぎゅうぎゅうになりながら座る
急ぎ足のオトナが行き交うのを肴にアイスを食べる




急に辺りが暗くなった
なんだろうと空を見上げると真っ黒で大きな雲
振り出したと思ったら土砂降りのような夏の雨
公園の屋根のあるところに逃げ込んでびしょ濡れで笑ってた
未だ少し消毒液の匂いがして