家の中にある異空間

celame2007-02-21

何も身に着けていない女の身体
大きな三面鏡
カーブを描く洗面台
自分の事をキライな私
正直この場所を好きになれない
今週は立て続けに無駄話会議があった
皮膚がうんざりしている
週末はゆっくり休ませよう
ふっと青い香水の匂い
オトコのカラダの匂いと交じった甘い甘い匂い
後ろから肩と腰に硬い手が包む
いつもの事なのに私は間の抜けた声を出してしまう
耳元から首筋をオトコの肌が触れる
触れるか触れないかという歯痒さに神経は集中する
濡れた感触
鏡にはてらてらと光る赤い舌が私を伝っている
鏡を通して視線がからまる
鏡越しのオトコの視線から逃れられなくなる
「ん 美味しい?」
オトコは少し笑って胸に触ってくる
呼吸の湿度が上がる



オトコの手の中で形を変えるオンナのカラダ
何も身に着けていないオンナのカラダ
オトコと絡まるとなぜこんなにもイヤラシイのだろう