2007-05-03 傭兵達 other 背中が丸くなった自分の影を虚ろに見詰める 過ぎぬけて行く毎日に色濃くなっていく疲れ 積もった枯葉を小気味良い音で踏み潰しながら 「久しぶり」 背中越しに懐かしい声 「うん ちょっとふらふらしてた」 「一人でか」 「そう」 「たまには顔出せよ 骨拾ってくれるヤツ居るだろ」 安心して背中を任せられる懐かしさ 「向いてないんだよ 知ってるだろ」 「そうは思わんけどな」 「戦い続けてれば縁は切れないよ」 「そうかもな じゃあまたな」 剣が斬るのは誰の糸か 「うん 死ぬなよ」 「お互いにな」