どうでもよくなった夜に

蒼く大きなお月様
いつも変わらず照らしてくれる
優しい光の粒が降り注ぐ夜
その優しさが少し悲しかった
どうしていつも変わらずに
どうしていつもそんなに強いの
どうすればあなたみたいに強くなれるの
そんな優しい光で照らさないで



夜の隅に丸くなる小猫
いつものようにご飯をあげて
いつも変わらず喉をごろごろ鳴らしてくれる
優しい音に風や木々のざわつきも収まる
その小さな暖かさが少し悲しかった
どうしていつも変わらずに
どうしていつも疑わずに見上げるの
どうしていつもそんなに綺麗なの
どうすればあなたみたいに綺麗な目で見る事ができるの
そんな無邪気な目で見つめないで