目を配ったら愛しさとかの意味が少しわかった気がした

未来っていう光り輝く粒が降り注ぐ
誰にも平等に公平に残酷に綺麗に
自分の意味の一粒を失わないように伝えられるように祈っている
変わっていない様で少しずつ変わっていく街並み
のったりと車の通らない道を歩くねこ
自分の細胞の一粒までもがあなたの事を想う
時折その中で沸騰して殻を破って涙が溢れて
伝播し張り裂けていく
あなたを想う
もどかしくて馬鹿らしくて
そんな自分が
なんだか可笑しかったり悲しかったり
自分の心すら思い通りにならない現実に翻弄される
そよぐ草木と気怠るそうに鳴く夏虫に笑われたような気がした