わがままなのは心? それとも体? わがままな私

あなたは私の為になんでもしてくれる
これからも何でもするという



私の脳から滲み出した言葉や
私の皮膚が醸し出す匂い
私の心臓が奏でる旋律
私が纏う私から溢れる私と云う空間




それら全てを理解する事に人生を懸けたいと




ごめんなさい
それだと駄目
私は私が独りでいる事で成り立っているから



私が誰かと一緒になって
私が誰かの所有物になったら
私は私でなくなってしまうから




あなたは誰も愛せない私をみて可哀想と
私を変えて上げると
誰かと一緒にいる為の理由が愛だと言うのなら
それはあなた達が作り上げた欺瞞の塊

その塊はとても重く罪な物
大きくなりすぎてそれが何だか解らなくなっているのね

支えるのも大変で
一緒に支える人を常に必要としているのね

多くの人にその罪を背負わせて
膨らみ続ける

愛で世界が包まれたら
その重みに世界は耐えられるのかしら





愛さなくても愛されなくてもいい
諦めてるわけでも冷めてるわけでも無い
満たされているのよ
自愛ではなく慈愛に
神を信じているわけでも、隣人を無償で愛せるわけでも無いの
それでも何も欲しいと思わない




私は私のために
今この場所に



一人でいるという事は
寂しい事でも
恥じることでも
悲しい事でも無い
でも
強くは無い




そっと生きていくから
そっとしておいて