人生に必要なもの? ロウソクとペンだよ

書斎に飾られ灯された無数のロウソク
それと同じように置かれた無数のペン


ペンのインクは時々でなくなったり
書き難くなったり
ロウソクの火はちょっとした風で消えてしまったり
燃え尽きてしまったり



一人で全てを見るのは大変だけれど
二人ならそんなに難しい事じゃない
インクが切れたら新しいペンを
火が消えたら新しいロウソクを


絶やさないように火を灯そう
どんなに暗い夜が来ても
どんなに酷い嵐が来ても
そのうちのどれかの灯りが
君の足元をその先を照らしてくれるはずだから



これからも書き続けられるように
インクを足そう
ペンを増やそう
どんなに寂しい事も
どんなに悲しい事も
同じ位の楽しい事も
いつかそれを見て笑い合えるはずだから
懐かしめるはずだから



今まで書き殴り続けた長いようで短い話
楽しくもあり悲しくもあり
書きなおせるならなんて想いにも駆られるような
そんなくだらない話
字が汚くて読めないって言われるかな



今まで灯し続けた細く長いロウソク
溶けだした蝋
またそれを集めて
新しいロウソクにしよう



これからもそんな物語を綴って行くはず
綴って行きたい
綴って行く
二つの字体が交じり変わる物語



これからも灯し続けて行くはず
灯して行きたい
灯して行く
二つの炎が交じり変わるロウソク