子犬が戯れるように

もっと
やさしくして
何も考えられなくなるまで
深く深く



もっと
つよくして
指先さえ動かなくなるまで
熱く熱く



もっと
もっとして
自分が自分じゃなくなるまで
強く強く



いつからアナタに
いつから抱いていたのか
今からなのかもしれない
アナタの強い衝動に押されて
隠していた思いを解き放つ
今まで募らせた思いを全てこの唇に重ねて
今までの絆を断ち切って
新しい絆を新しい規律を



アナタに中てられてあの頃のように時が戻る
足元が何も無くなりただ落ちていくような浮遊感
とても不安で抗えない
アナタだけが確かに
世界に許されず神に逆らおうと構わない
もう残されている場所も限られている



今を見て驚くあの人達
畏怖に満ちた目
投げられる火
取り囲まれ堕ちる都
何処までも一緒に行きましょう
もう怖くない