記憶

celame2006-09-05

記憶はいつも鮮やかで
どんな歌もどんな文章も
過去を綴る時は優しく
今の自分だったらあの時もしかしたら
違う未来を選べたんじゃないかって
どんなに些細な事でも戻りたいと願う
記憶の中の自分は今の自分に見られてるなんて思わずに
止めようと伸ばした手をすり抜けていく
時間が前にだけしか進めないって
何時から決まっていたのか
誰が決めたのか


叶わない


戻らない



だからこそより強く願い求める



本当に過去に戻ってしまったら
何もせずに指でも銜えてるのかな



何もかも満たされすぎているのに
もうこれ以上
満たされるのが怖いから
決して満たされないモノに焦がれる