縋るモノがあるから?

悲しいことのはずなのに泣けない
さらに深い嫌悪感に苛まれる
鋭利に刺さった一言すら夜が過ぎたら忘れていた
何も考えていなかったのか
何も思っていなかったのか
なんて考えても仕方ないから
今日も何時も通り過ごす
涙を流さない目を瞑って
痛みもしない胸を抱いて