2007-01-11 それを見ていた sketch あなたが頭を撫でてくれているような陽射し 目に掛かる前髪が照らされてきらきらしている 乗客が疎らな車内の床に通り過ぎる電柱などの影が走る 各駅停車ののんびりとしたリズム 目を閉じると浅い眠気が周囲の空気を変える ゆっくりと体を包む 少しずつ中に流れ込んでくる 快速などでは味わえない名前の無い時間 ぼんやりと 陽射しと 影と リズムと それらが溶け合っていつか見た一枚の絵葉書みたいだった