いい夢をみて いい朝を迎える為のおまじない
手を繋いで
シーツに包まって
足を絡ませて
眠りたい
夢の中でも離れないように
同じ夢を見れるように
離したくない
離さないで
離れないで
目が覚めてもすぐ横にきみの顔があるように
眩しそうな顔でおはようって言って
寝ぼけたままこの体を引き寄せて
なんでもない造作で
力強いその腕で
この体を思いのままにして
横を向くと
もう寝息を立てているきみ
おでこにそっとキスをして
おまじないみたいに
コーヒーの香りと
きみの呼ぶ声が
目を覚ますと
腕の中にあるのはきみの腕じゃなくて枕
不機嫌な顔で部屋を出て行ってやる