春の夢

celame2006-04-03

すっと伸びた細い並木道
淡い桜の間から柔らかい陽射しが漏れている



何処か見慣れた景色
笑いながら君と歩いていた



不器用な手に抱え込んだ
傷ついて擦り切れて
それが願いだったのか夢だったのか
もう解からないそのカケラ
そっと撫でてた



切り取られた日常
描ききってしまって額に飾られやがて片付けられてしまう




あのときの自分は何を抱いていたんだろう